本仮屋ユイカさん

はてなダイアリー - 本仮屋ユイカとは
今さらながら、スウィングガールズについて語りますよ。スウィングガールズっていうか正確には本仮屋ユイカさんについて語りますけれども。
えー、まずですね、見逃していて誠に申し訳ありませんでしたと言わせていただきたい。何なのでしょうか、あの完璧なる文系メガネスタイルは。台詞はあまりありません。前にも積極的には出ない。それでもカメラが後ろに引くことで、彼女の顔がアップにて映し出されるペットボトル凹ましシーンは彼女の控えめなる存在感*1を確かに醸し出しているのであります。前へ出ることで顔がアップになることは数あれど、後ろに引くことでアップになる彼女はそれだけで重要な存在、いわばヴェルタースオリジナル。ペットボトルは凹みますが俺の表情は凸みます*2
割愛しては書きますが、図書委員を絵に描いたかのようなキャラ作りをしているにも関わらず、そのことには一切触れず敢えて縦笛を吹かせ天然を印象付ける、焦らし戦法も十分に効果的でした。上野樹里さんが前へ出れば出るほど、本仮屋さんのメガネの奥にある眼は光り輝いておりました。作品内では上野樹里さん、メガネ界では時東あみさんが陽的な、いわば太陽の存在感を放っているのに対し、彼女は明らかに陰、月の存在感をそこにほのかに、しかし強烈に漂わせていたのでありました。陽的な彼女達の居場所が代官山であるとするならば、本仮屋ユイカさんの居場所は図書館、又は本屋と言えるのですが、それを表す土地表記が思いつかない*3ので悔しく思います。しかし、わざわざその様なレッテル貼りをしなくとも、彼女の名前を見ればそこに「本屋」はあります。確かに今は仮の住まいかもしれませぬが、少なくとも今は、いつでもそこに。それが本仮屋クオリティ。
返す返す朝ドラ「ファイト」を見てなかったのが悔やまれます。

*1:矛盾を内包する言葉ではありますがこれほど確かな言葉もありますまい

*2:読めません

*3:きっと神保町は違うのでしょう