ポッキーな日
http://pocky.jp/cm/pocky/index.html
なにやら復活するべき空気を感じたのでちょっと書いてみる。
最近の悩みに、「どうしようもない曲が」(はいここ大事ですよー)ふとある瞬間に流れ出して困るというものがあります。その一つが「ポッキンナベイベー」。あのダンスと曲とコピーに脳の記憶容量の一部を占領されているという敗北感。ORANGERANGE*1もダンスもキャッチコピーも、頭には残るけれど意図が理解できないという共通点で深く結び付けられている。
以下キャッチコピー製作現場にて示された図
リズム感(ン) 製品名
ポッキーなベイベー→ポッキンナベイベー←ごきげんなベイベー
キャッチー感 新鮮さ
多分こんな感じね。
が、物事はそれほど単純とはいかないのですきっと。何故ならポッキンナベイベーのポッキン部、これはグリコによる秘められた原点回帰の意志を感じるから。まず、もともとポッキーと言うのが果たして何であるのかから説明させて頂きます。1967年当時、板チョコが主流であった日本のチョコ業界において、初めて「長い」「細い」「手に持ってもベトベトしない」という概念を持ち込んだのがこの商品です。それは日本のチョコ職人が目を見張った画期的デザインでありました。そのデザインを最も分かりやすく、かつ斬新に伝えていたのはその名称「ポッキー」。あー、書いててもうめんどくさいから結論だけ書くよ。つまりは、ポ(ッ)キンと折れるからポッキー。
ポッキン→ポッキ−の歴史を今再びポッキンへ戻すことに対し、彼らの原点に戻ろう、一から出直そう、という並々ならぬ信念を俺は感じるのですが、それでいいのかグリコ。その隠された信念をあの能天気な(そう一見思える)CMから読み取ってる視聴者はどれほどいるのか、俺は否定的にならざるを得ない。もっと頑張れグリコ。プランを練ってフランを折るのだ。