天皇杯決勝@国立@NHK

前半終わりました。まずは諸事情により前半30分過ぎまでの感想です。

  • ああ、枝村ハァハァ(*´Д`)ってこういう気分か。
  • 前半開始直後はどうなることかと思ったけど10分過ぎから見事に長谷部を消してやりましたぜ。さすが天皇杯無失点チーム。
  • 連続得点中のマリッチ高木和道と青山でしっかり押さえてます。てか青山ハァハァ(*´Д`)19歳ハァハァ(*´Д`)でも岡崎はもう少し頑張れ。坪井や堀ノ内にやられっぱなしじゃないですか。
  • 兵働昭弘見てて楽しいなあ。消えてる時間帯もあったけど、ロングボールの正確さに惚れますね。
  • 今日のチェテウクはいいチェテウク?ネネと闘莉王がいないから、左の細貝萌のサイドを突いて崩そうとする狙いか。右の兵働がそういうタイプでないだけに、左サイドをどれだけ崩せるかが鍵。
  • 森岡意外に右サイドで頑張ってる。三都主にやられ気味ですけど。負けるなママベテラン。
  • 伊東テルさんがいぶし銀の守備。
  • これだけ守備がしっかり機能してると最早セットプレーくらいしか脅威はないなー。後は伏兵をしっかりフォローしておけば。怖いのはポンテ、長谷部、三都主ってところか。このまましっかり守って、チェテウクからのクロスをなんとか決めておくれ。

前半の総括。
_| ̄|○
さて後半です。

  • あいかわらず兵働がいいスルー。
  • チェテウクが本格的に動き出しました。点が入るのも時間の問題か!?何度もいいクロスを送るも最後までが届かない。それでも相手には良い攻撃をさせず、逆にこちらが押し込むことによって相手の三都主、岡野の両サイドに仕事をさせない完璧っぷり。相変わらず長谷部、ポンテ、マリッチに仕事をさせず。
  • 西部ーー!!高木のミスから山田がこぼれ球を拾って1対1。が、股を抜きそうだったボールを西部が身を挺して守る。危なかった。清水ペースの時間帯だっただけに、これが入るかは入らないかで流れがかなり変わるところでした。以前所属していたレッズサポーターからのブーイングを浴びながら、西部GJ!
  • 三都主と兵働が小競り合い。耳でも引っ張ってしまったか。
  • 20分、ここまでいい流れを作られていたレッズが、左サイド(レッズの右サイド)をケアするため岡野を下げて守備の良い山田を右に回し、山田の位置に赤星を入れる。的確な交代と思うがこれがどう出るか。実際ここから試合の流れは揺れ始める。
  • 山西の利き足は左足。>NHK実況
  • 高木和道が空振りするのはデフォルトですので問題ありません。多分……
  • 後半27分、エスパルス選手交代。ここで消えていた岡崎を交代してFWに変化を付けるかと思ったが、実際は森岡→市川、枝村→平松。市川を入れるなら森岡を中央に回してミスの見え始めた高木を下げるという選択肢もあったと思うが、高木+青山のコンビを崩したくなかったのかな。平松の投入も、天皇杯で何度かあったボランチの位置で。サイドの兵働(セットプレー)、チェテウク(今日一番目立ってた)は変えられず、疲れもあり、負傷気味の枝村を変えるしかなかったのだろうが、守備で奮闘し、攻撃にも顔を出してた枝村を変えたのはもったいなかった。個人的には納得できるがベストとは言えない交代だった。市川は怪我大丈夫なのかな。
  • そして点が動く。28分、疲れたのか交代直後で混乱があったのか、警戒しており、今まで抑えてきた長谷部からポンテ長谷部?ポンテ?とつないで清水の左サイドを崩し、最後はマリッチがニアからゴールを揺らす。マリッチには青山がしっかり付いていたのだが。全てワンタッチで崩してきた浦和を褒めるしかないプレー。マリッチも長谷部も、そしてポンテも80分抑えていても残り10分で決定的な仕事をする。一瞬でも油断をすると駄目なんだなあ。エスパルスの試合速報もこの時間帯混乱気味でタグがおかしなことに。残り時間はあるとはいえ、絶望しかけた。
  • その絶望を救ったのが2-0になって攻めるしかないエスパルスと交代選手。市川が右サイドを上がって平松に預けるも、トラップミスでキープできず。がその後31分再びコーナーを得て、何度もコーナーをこの日蹴ってきた兵働がいいクロス。一旦はクリアされるも、クリアボールが市川の目の前に。都築が倒れこんでる横に冷静に左足でグラウンダーシュート。ねんざしてるほうの足じゃないのかそれは。これで2-1となり希望が復活。思わずガッツポーズ。
  • 後半も30分を過ぎて気になったのはカードが多くなってきたこと。前半はなるべく流していたのだが、主審の上川さんが後半になって平松やマリッチに「え、そんなことで出すの?」というカードが。上川マジック発動か。
  • 後半34分、チェテウクに変えて北嶋。浦和の交代策でケアされてはいたものの、ストロングポイントとなっていた左サイドの要人を変えたのは疑問。残り時間が少ない中、3トップにして攻めなければならないという意図は十分すぎるほどに伝わってくるんだけど。ここで久保山もマルキーニョスもいないベンチの台所事情が悲しい。事実、他の要因はあれどこの3トップが機能したとは言いがたい。北嶋なんてどこにいたんだろう。
  • 更に不可解なイエロー連発により平松が退場。12分しか出場してないよ……。二枚目なんて、あからさまな時間稼ぎの三都主からボールを取るためにいっただけじゃないか。が、もし審判に暴言を吐いてのイエローというのならば、それは平松が自分の役割を分かっていなさ過ぎるので妥当。いずれにせよ、この今年も起こってしまった退場劇によって、決勝戦の緊張感はプチッとキレてしまったように感じる。
  • 残りはシステムのバランスを崩し、更に一人いなくなったことによって守備が機能しなくなったエスパルスを浦和が面白いように押し込む展開。ボールも取れず、時間稼ぎをうまくやられてしまった。結果2-1で浦和が浦和レッズとなって初の天皇杯優勝。おめでとうございました。
  • 全体としては、特に前半10分~後半25分まで、非常にいい守備の包囲網を敷いたエスパルスは素晴らしかった。そして押されながらもしっかりチャンスに点を取り、したたかさを見せたレッズも。退場者が出るまで、見ごたえのある試合でした。
  • 若い選手の奮闘も目立った。清水は言うまでも無く枝村、青山、兵働らがルーキーと思えないプレーを見せ、岡崎も初スタメンで決勝の舞台に立ち90分間球をよく追った。浦和も穴かと思った細貝が結局チェテウクに翻弄されながらも決定的な仕事はさせず、セットプレーからの一点に押さえ、途中から出場した赤星もいいプレーを見せた。
  • で、負け惜しみを書くと、今の清水にはとても来々シーズンにACLを闘う体力があるかと言えばまだ層が薄く、リーグ戦と平行して頑張る力はまだ足りないように思うのです。準優勝で良し*1。リーグ戦順位を見ても圧倒的に浦和有利の下馬評の中これだけやれたのはむしろ収穫。若い力が育ち、来期への希望が見えたので良かったとしなきゃ…。何より、試合後長谷川健太監督の晴れやかな姿を見たら救われましたよ。以上負け惜しみでした。
  • で、なんでマリッチは解雇なんだろ。
  • それにしても今年はレッズに1-0で三回やられた挙句(確か)、シーズン最後も一点差かあ。届かないなー。ACLは頑張って下さい。

*1:特に今年のヴェルディを見てると、優勝して勘違いしてしまってはいけないのかもしれない