義経第八回「決別」

先週見逃したのですが、ああなんかバカ息子たち(小泉孝太郎さんと賀集利樹さん)がなんかヤラかしたのだな、ということだけ分かった。それで十分ですけど。

重盛(勝村政信さん)、長男の意地を見せる。今まで重盛と宗盛*1の区別がついてなかったのだけど、そうか、重盛さんは長男だから厳しくイクキャラなのね。でも好かれてない!と喚いてただだっこの宗盛さん*2のほうがキャラ立ってしまった。

徳子さん、政略結婚がお気に召さない様子。「素直なあの子が…」って素直なのと言うこと何でも聞くのは違いますよ。にしても入内って最初「受胎」かと勘違いして、え…もう子供おるんかいって一人突っ込みして我ながら寒いことやってた。


昼行灯、頼朝(中井貴一さん)サイドはいつの間にかラブコメですかい。政子(財前直見さん)のツンデレっぷりがたまらない。この「冷たくしてるけれどほんとは気になってたまらない」というのはツンデレですよね?語の定義、間違ってるかなあ。あー、くそう、財前直見、おいしいなあ。手を握られた時、一瞬目を見開く時の迫真の演技なんてさすがベテラン。中井貴一さんといい滝沢秀明さんといい、源氏は自覚してない割に女性をオトす名家だな。

久しぶりに再会した幼馴染(上戸彩さん)や窮地での出会い(石原さとみさん)より何より母親大好きっ子の義経さん。今日も会うため周りの力を結集して屋敷に忍び込みます。屋敷では自分の話で涙を流させた挙句「泣かないでください」の名言。お前が泣かしてんだお前が。そしてお着替えタイム。滝沢秀明さんと稲盛いずみさんでの東京タワーか。スタッフと時代が違えば黒木瞳さん・岡田准一さんを超えるカップルモノになりえます。半裸でサービスカットもばっちり。
ていうか、屋敷の警護、どこいった。帰ってこいよ。屋敷から義経が出る時間になっても人っこ一人いねーってのはどういうことだ。

今週の弁慶(松平健さん)。義経大好きっ子の弁慶さん、今日は寝てる間にまんまと抜け道を通されて出しぬかれるは、見張りが増えたらしょんぼりして「通りすがり」と言っちゃうわ、来週の予告によれば義経が奥州へ旅立ったことすら見張りに教えられるは散々。というか見張りがいるのに自由に鞍馬と京を行き来してるのはどういうことだ。

今週の問題はお徳さん(白石加代子さん)。見張りがいる鞍馬にも、警護が厳しいはずの清盛(渡哲也さん)のお膝元にも軽々と忍びこむ。警備なんとかしろよ。明らかにアヤシイよ。ぱっと見、妖怪かと思ったよ(失礼)。
うん、まあ清盛さんも「わしは平家、そなたは源氏だ」と言ったきり消失トリックを使うので、この世界には警備や見張りのものなんていてもいなくても一緒かと思った。イリュージョニスト(フィーチャリング引田天功さん)だらけの義経物語。

そんな感じ。稲盛いずみさんの涙の演技はよかったですよ、なんだかんだ言っても。来週は南原清隆さん登場。
(追記:他感想など見て平家一門の配役や台詞など確認。勝手ながらid:SnowSwallowさんの義経アンテナを使わせてもらいました。はてなキーワードリンクとともに重宝してます。)

*1:変換したら胸盛りになった。なんだそりゃ。

*2:柱に八つ当たりまでしてたのは。