箱根駅伝

「最初で最後の箱根」なんていうフレーズに弱いんだよォー。
「4年間の努力がついに」なんて言われるとつらいんだよォー。
「泣きながら達成感溢れる涙」なんて激弱なんだよォー。
名前コールが始まると涙腺がやばいんだよォー。
そもそも想いをつなぐリレーに弱いんだよォー。
一年間のいろんなドラマを勝手に想像して勝手に泣けるんだよォー。
「挫折を味わった選手」というのに弱すぎるんだよォー。
アナウンサーが半泣きで絶叫されるとつらいんだよォー。
声嗄れながら「Vサインです。○○選手がVサインをしてゴールに向かいます」なんて言われたらグッときちゃうんだよォー。
必死な応援を聞くだけでもう弱弱なんだよォー。
アンカーをゴール後胴上げなんかされた日には危うく前が見えなくなるんだよォー。
シード権確保です!快挙です!のゴールの後に絞りだしたように「ヤッター」なんて叫ばれるとクルんだよォー。


オリエンテーリングでも大学選手権でリレーがあります。箱根駅伝を見るとその頃の風景や応援で声が出なくなったことを思いだして一人で勝手に盛り上がります。あんな実況なんてその頃あったりしたら死ねる。どんな映画でも小説でもテレビドラマでも漫画でも涙腺がほとんど緩まない俺も、こういう目の前でやっているスポーツで起こるドラマにだけは弱いのです。文章に起こすとやたらキモいけど。