五十路のM-1

うちの母親にM-1のビデオを夕食時に見せてみた。

  1. 千鳥…俺が「感想ある?」と聞くと「わけわかんない」だそうです。最初からなんて言い方だ。点数にも「高すぎる」と一蹴。ひどい。
  2. タカアンドトシ…「俺壷か」でちょっと笑ってた。しかし感想は「んー、まあまあかな」まあまあかよ。
  3. 東京ダイナマイト…「服装が暑苦しいわあ」ついにネタ以前に服装にダメ出しだ。「いや、ネタの感想は」と聞くと「意味が分からん」またも一蹴。「太ってる方は坊主にせなあかん。髪染めたら印象逆効果や」「京都のTシャツなんて着てないでちゃんと服きんとあかん」言いたい放題だ。
  4. トータルテンボス…俺が前半四組で最も笑ってただけに期待したが全然声をあげない。「最初(ジョイでちょっと笑ってた)はよかったけど後半失速したなあ」審査員ですかお母様。「ちなみに何点?」「83点」審査員としても一番厳しい部類だ。中田カウスさんに対して「この人点付けすぎやわ、甘いわー、甘すぎるわー」審査員がみなあんたレベルなら審査される方がかわいそうだ。
  5. 「半分終わったけどどんな?」と聞いてみた「さっきの(トータルテンボス)が一番かなあ。でもこんなもんなん?後はわけわからんわー」母親のハードルは高い。母の好きな芸人はくりぃむしちゅーの有田さんとさんまさん、そして浅田美代子さん(天然)です。
  6. 個人的にこれは面白いと思った南海キャンディーズの番。「全然知らんなあ」「左の子(山里)は男?」「ああそうよ」ネタに入ると、おお、笑ってる笑ってる。こういうのがいいのか。脇ネタで笑い、火を怖がるサイで「ぶっ」とか噴き出してた。「面白かった?」「今までのなかでは一番やねえ。まあまあ。」「突っ込みの子が面白いねえ」だそうだ。予想通り「これはクリリンの分」には無反応。
  7. POISON GIRL BAND。正直野球見ないから中日ネタは苦しいだろうと思ってたが予想通り全然笑わない。「何が面白いんかわからん」「さっきの(南海キャンディーズ)があるからいまいちだねえ」
  8. 優勝候補笑い飯。「あ、この人たち見た事あるよ」「確か面白い人よ」基本的にM-1に出る人たちは面白いはずなんだが。「あごですんなよ」で笑ってる。お、好感触か?「左腕第一先端、にそっくり」で「ぶっ」今日二度目だ。子供のコントは声で面白いようだ。「PCエンジン」でウケてる。ツボそこかー。終わって一言。「なかなかやったけどちょっと長すぎたな。だれた。」さすが的確だよ。審査員も同じようなこと言ってるよ。
  9. アンタッチャブル「この人らはよー見るよー。TVいっぱい出てるんやろ?」「そうだねえ」土下座の部分でケタケタ笑ってた。今日一番の好感触かも。よかったねえアンタッチャブル。「8組終わってどんな?」「女の子のヤツと何て言うやつだっけ?アン?」「アンタッチャブル」「それかな、アンタッチャブルが一番」「後一組選ぶなら」「微妙だねえ」微妙とか言うな。「他はつまんなかったわ」_| ̄|○
  10. 最後は麒麟。「知らんなあ」と言いながらも箸箱の音真似と熊との相撲ではえらい面白そうに笑ってたなおい。「三組目はこれやなあ。二番目に面白い。」その後審査員の結果で決勝三組が決定。あんたの審査通りの結果だよ。恐れ入った。
  11. 決勝の最後三組は口を出さずに黙ってた。
  12. アンタッチャブル「激安王」で笑い始め、「ウォウウォウ」で爆笑してた。知ってんのかモ娘。そのまま「帰れ」「帰らない」の動きで笑い続ける。アンタッチャブルお気に入りだなあ。「巨人の4番」も反応よし。
  13. 麒麟が気にいったらしい。しかし二回目にはあまり反応はよろしくない。「武道館の鍵」「洪水警報」「口臭い」くらい。「これは厳しいなあ」ついに俺が聞く前から評価言いだしたよ。
  14. 「あれ今笑った?」「こいやびびってんのか」でテンション上がって「アメリカ行かないと水着買えない」「体育座りしてたら岩と間違えられる」「女の子同士の殴り合い」で「ぶっ」三連発。その後も「ブラボーって言葉しか思いつかねー」「ニラだよ」「しめじ」「連続盗撮魔」「赤ちゃんにゲロ」「お釣りの渡し方」最後に「フィリピンの工場長」で大笑い。「似てるわ!」あんたフィリピン行ったことないだろう。
  15. CM中「アンタッチャブル南海キャンディーズやね。麒麟は無理だな。でもアンタッチャブルやね。」全部当たってるよ、つまらん。
  16. 総括「決勝以外の3組以外は今ひとつだったねえ」だそうです。最後まで厳しいお言葉でした。「こんなおばちゃんも7時くらいには見てるんだから、若い人だけが面白いようなことやってたらいかんわー」
  17. 「で、あんたはいっぺん見たんと違うの?」「そうよ」「ならなんで見てんの?」貴女の審査員としての感想が面白いからですよお母様。