「座頭市」

見に行った理由の多くは「〜受賞」による「これは見ておかないと」という気分と、宣伝方法による煽りという非常にDIME的なものだったが、それでも内容のよしあしはそういったDIMEとは関係なくよかった。しかし結果的にDIMEの勝利。
正直、30分くらいまでは市がビートたけしにしか見えなくて困り、1時間くらいまではストーリー上無意味に思えるシーンがいくつか挟まれて眠気と戦っていたのだけど、最後へ向けたたたみかけは面白かった。最後がよければ全て良し、というわけで印象はよい。
この映画を作るときに、「座頭市」という名前と設定(盲目だが凄腕??)以外は全て自由にさせてくれ、という条件でリメイクしたらしいが、うまいこと設定返しを使ったなあ、と思った。あと、予告CMは完全にいいとこ取りなのであんま期待しないで見に行ったほうが吉。
この映画とDIMEを組み合わせる人は以下を必読。
http://d.hatena.ne.jp/antipop/20030920#1063984404(id:antipopさん9/20付け)
主要著作リストで死にそう。『DIME唯物論的な擁護のために』 『DIME 誘惑のエクリチュール』 とか意味は全く分からないのにも関わらず、権威をかもしだしていてたまらない。こういう何かの語を「DIME」と置き換えてみる遊びはおもしろいかもしれない。大学図書館等でやると吉。以下参考文献。
http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20030920#1064017401
http://d.hatena.ne.jp/lonelyhearts/20030920#p2